単純明快　ゲームの中に落ちた聲












ほうら

足掻いて足掻いて

その睛で

この声で

恨み罵ってくれたまえ

君を

手放せなる程の恨みを罵りを

復讐に狂った睛は美しい










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無様だな

地を這うように手を着く

その眼光はきつく


無様で結構だ。

死ぬまで這い蹲って

あんたを引き摺り込んでやろう


死神










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無音と無口の集合体の部屋に、音と色を見る

詩










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言葉の羅列の言い合ひに

陳腐なシャム猫がげらりと笑ふ

下品な笑いと卑下した声に

僕は紅茶片手に

目深に帽子をかぶつてゐる

けらりと笑つた女王は

なんと傲慢に指図する

くつりと笑った僕

女王を突き刺して

砂糖のナイフは朱く

僕

女王は息をしてはゐなかつた

透明な声

恨み言

遺言は無し

ああ、君、恨み言でも言ってみるかい？










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単純すぎて

単純すぎて

まるで世界の果てに落ちた様だ

何処まで落ちる？










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前を向かずに上を向いて

崖に落ちたら　dead　end

君らに問おう。

其れの何が楽しいんだい？

geme over










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泣くな笑うな怒るな

聲を表情を空気を動かすな

誰も其れを褒めてはくれやしないだろう？

現実はゲームとは違うのさ

当たり前だろう？

そうだそうだ

よくわかっているじゃないか

現実はゲームの様に簡単でもなく甘くもなく

安易でもない


耐えられない！













□　delate

口を縫い付けてしまえばいいのか？