優雅に見えた蝶がぱたりと雨に落ちた優麗な日々












願わくば

あの地を這い回る蟻の様に

地面にだけは

落ちないことを


それはなんてことないたゞの願望でしかない










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発狂した僕の喉の奥にはたゞたゞ

赤い赤い赤い叫び聲が反響した脳裏に写る

死体の姿 鏡に映る己の眼球 落窪んだ指 骨

!!!!!!!!!!!!!!!



笑みを作る指先 頬の筋肉 動かしたのは思考

脳髄が溶ける音がする

ぐずぐずぐずぐず

ああ

厭だねぇ

雨でさえこの異物を排除など出来ぬの

神のもたらす御行など1にも見たぬ

出来るのなら全てを流し

トロイ

消えてしまえばいい

脳髄が流れ心臓に達する

気持ち悪い色の血を送り出す

止まらない臓腑

息の根を止める

手に残る 冷たい皮膚 硬い骨

脆い骨 崩れた根源

全てを放り投げた

赤い太陽が笑う

黄色い月が嘲笑う

この地に黙る物など無い

床を踏み鳴らす

誰か誰か誰か誰でも云い

狂ったと通報してくれ

このまま何処にも行けぬ様に

縛り動きを封じ叫ぶ口を封じ耳を封じ目を閉めてくれ

気持ちの悪いほどの人の音がする地面に

躰を横たわらせこの躰が狂っていく様を見続けていてくれ

そうして息の根を止めてくれればいい

喉に指を食い込ませ

口の封を解いて

叫びが止まった音を聞いて

心の蔵が止まる音を確かめて

落ちた指に嵌った指輪を抜いておいてくれ

狂った躰に

その指を滑らせて

喰らえばいい

その口に

赤い

溢れ止まる血を眺め

赤い

色を塗り

一度で良い

その嘘つきの口からこの体の為に嘘を吐いてくれ


トロイ










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鴉が一度啼いたから私は今日を捨てた


切欠は些細なこと










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さてと、もうそろそろ旅に出る準備が必要ですね

え?

どこにって

決まっているじゃぁないですか

あの綺麗なお茶会にですよ

ええ?

世俗には飽き飽きしたのでしょうね










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薔薇を茎から折って手に刺さった棘が吸った

赤い咎が花びらを紅く染めた

神は間違った咎を与えた


咎は花に高貴という名を与えてしまったのだ










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揃いの靴を壊して


おうちに帰ろう!r










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このまま肢体を投げ出したら君は僕を処理してくれますか


死んだら其れは物でしかなく













□ delate

毒を持っていても美しいと言えたあの頃


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