窒息、混濁、微笑
両刃の剣は己すらも切り裂く。
同時にそれを喜んでいた、その剣は己だけのものだと、
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私には何も判らぬ。
(初めて聞く弱音に眉を寄せた)
判らずにいなくてはならない。
(頑固な)
幸せを与える事は出来ない。
(それを求めましたか)
別れを告げるのに後も先も無かろう。
(別れを告げるつもりですか)
二度と会う事もないだろう。
(此の気持ちは聞かずに)
(最後まで己しか見なかった人)
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冷めたコーヒーに口を付ける。
馬鹿だ。
馬鹿だ。
冷めたコーヒーに口を付ける。
窒息しそうな程の緊張に胸が締った。
(こんなにも苦しいなんて、軋む)
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あぁ、空は高すぎて、潰されてしまいそうな程、
アタシはその時知った、この人は最初から、
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結局は惨めな程、地面に顔を近づけて赦しを乞うんだ
生きる事すら疲れてしまった生き物はどうすればいいのか。
呼吸すら面倒で、だが確かに体は呼吸を続けているのだ
誰かこの口と鼻を塞いではくれないだろうか
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まるで此処に居ると世界がこの躰を潰してくれそうな気がする
青よりも灰色の雲が包んで霞となって、綺麗な土に落ちたい
非常階段の手摺りによしかかって呟く
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ただ、煙草の煙が目に染みただけだよ。ティーチャー。
何が悲しくて泣かなくちゃいけない?
アタシは生きなくてはいけないというのに
□ delate
狡猾だ